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ステップアップコンバータ HT77xxA を規格外で使うお話 (3) [電子工作]このエントリーを含むはてなブックマーク#

コイルの代わりにトランスを使うことで, HT77xxA をフライバック構成で使用できるらしいことがわかりました.ただし,高い電圧を供給するには,電流が不足してしまうようです.そんなに高い電圧でなくてもいいから,何か実用的な使い方はできないでしょうか.

この記事は,メーカが想定している使用例に従わない方法で半導体を使用した,私の個人的な実験メモです.このようにメーカが推奨しない使い方をした場合,結果について誰も保証することはできません.そのため,ご自身の責任の範囲で実験する以外の用途には使用なさらないでください.また,この記事で述べた使い方について,メーカに質問することもご遠慮ください.

電圧を下げて電流を増やせるか

HT77xx-04.png

前回の記事では,基準電圧3.3Vの約5.5倍の電圧を出力しようとしましたが,そこまでの能力は無いということが判明してしまいました.では,もうちょっと電圧を下げてやると,何かに使えるようになるでしょうか.

そこで,分圧回路に使われている 10kΩ の抵抗を 4.7kΩ に変更して,約3.1倍の出力電圧(3.3V × 3.1 = 10.2V)を出力するように設定しました.その結果, 10.4V の出力が得られました.今回は,この設定で使用してみます.

電圧を高くすると,LEDストリングが使える

LEDを直列に接続したものを LED ストリングと呼んでいます. LED は,流す電流によって明るさが決定されるます. LED を直列に接続すると,すべての LED に等しい電流を流すことができ,結果として明るさをそろえることができます.

反面,直列に接続された LED には,白色LEDで1個当たり約3Vの電圧を与えなくてはならず,高い電圧を供給することが求められます.実験で得られた 10.4V の電源を使うと,3個の白色LEDを直列に接続することができるようになります.さっそく,LEDをつないでみましょう.

白色LED3個を光らせる回路

HT77xx-05.png

白色LEDを3個接続したのが,この回路です.負荷をかけると, "VOUT" 端子の電圧が下がってしまうのは,相変わらずです.もう,誤差だと思ってしまいましょう.

LEDには, 100Ω の電流制限抵抗をを直列につないで,電流値を決めています. 47Ω の抵抗に交換すると電流値は, 13.0mA になりました.流す電流によって,白色LEDの順方向電圧降下が変化するので,決して倍の電流が流れるわけではありません.こんな事情から,電流制限抵抗の値は,カット・アンド・トライで決めることになってしまいます.

参考文献

スイッチング電源設計入門

スイッチング電源設計入門

  • 作者: 佐藤 守男
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 1998/11
  • メディア: 単行本

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