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ステップアップコンバータ HT77xxA を規格外で使うお話 (8) [電子工作]このエントリーを含むはてなブックマーク#

カレントミラーで電流をセンスする方式をとりましたが,HT7733VOUT端子のインピーダンスが低いため,ある程度のバイアス電流を流さなくてはなりませんでした.もうちょっと,少なくできないでしょうか.

この記事は,メーカが想定している使用例に従わない方法で半導体を使用した,私の個人的な実験メモです.このようにメーカが推奨しない使い方をした場合,結果について誰も保証することはできません.そのため,ご自身の責任の範囲で実験する以外の用途には使用なさらないでください.また,この記事で述べた使い方について,メーカに質問することもご遠慮ください.

カレントミラーの出力インピーダンス

HT77xx-12.png

そもそも,電流源というものは,電圧が変動しても電流が変化しない,つまり,インピーダンスが高いことを特徴としています.カレントミラーもこの特徴を持っていますので,インピーダンスが高くなっており,電流をかすめとる用途には向いていません.

HT7733VOUT端子は,HT7733の電源としても使用されているため,通常のフィードバック入力とは異なり,インピーダンスがそれほど高く設定されていません.そのため,最大0.1mAほどの電流を取り出してしまい,誤差要因になっていました.

エミッタフォロワで,インピーダンス変換する

HT77xx-13.png

出力インピーダンスが高い事が問題なのであれば,増幅器を付けて出力インピーダンスを低くしてやりましょう.HT7733VOUT端子は,電流を引き込む設計になっているようなので,NPN型トランジスタのエミッタフォロワを付けるだけで,十分です.ついでにカレントミラーの電流倍率を65分の一に変更して,出力電流をしぼってみました.

この回路図は,とある装置に組み込むために,LEDの個数などが前回の回路から少々変更されています.そのため,従来の回路図とは直接比較することが出来ないのですが,このように出力電流を22mAにまで増加させることが出来ました.問題は,VOUT端子のインピーダンスだったのかな?

参考文献

スイッチング電源設計入門

スイッチング電源設計入門

定本 トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析

定本 トランジスタ回路の設計―増幅回路技術を実験を通してやさしく解析

  • 作者: 鈴木 雅臣
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 1991/12
  • メディア: 単行本
定本 続トランジスタ回路の設計―FET パワーMOS スイッチング回路を実験で解析

定本 続トランジスタ回路の設計―FET パワーMOS スイッチング回路を実験で解析

  • 作者: 鈴木 雅臣
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 単行本

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コメント 3

ぱど

とにかく成功されたようで拍手!!!
by ぱど (2010-09-11 16:51) 

ぱど

>問題は,VOUT端子のインピーダンスだったのかな?

うーん微妙。
HT7733のスペックどおりだと考えにくいですよね
もしかするとスタートアップ時には大きな電流が必要で
スタートアップに失敗してた?



by ぱど (2010-09-11 16:56) 

ken

これを見て、HT77xxAでSEPICコンバータができないかと、いろいろやってみたのですが、どうにもうまくいきません。
乾電池4本(3.2~6.2V程度)から安定した5Vが作りたかったのですが・・・

LT1961を使用した
www.national.com/JPN/an/AN/AN-1484.pdf
などがありますが
HT77xxAでは、やっぱり無理なんでしょうか?

by ken (2011-04-13 19:39) 

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