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PSoC 3 で、 HID Bootloader を試す (2) [PSoC]このエントリーを含むはてなブックマーク#

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前回は、 Bootloader プロジェクトを作成して、 PSoC 3 に書き込みました。 今回は、 Bootloadable プロジェクトを作成し、 Bootloader 機能を使ってプログラムしてみます。

Bootloadable プロジェクトを作成する

Bootloadable プロジェクトの作成

Bootloadable プロジェクトも Bootloader プロジェクトと同様に、 PSoC Creator から作成する事ができます。 前回作成したワークスペース "Design102" に、新たにプロジェクトを追加作成します。 やはり、通常のプロジェクトを作成するのとは、少し異なっています。


  1. プロジェクト名を明確に付ける

    Bootloader プロジェクトを作成するときと同様に、プロジェクト名を明示的に指定しておく必要があります。 ここでは、 "Bootloadable001" というプロジェクト名を付けます。

  2. Application Type を指定する

    Application Type に "Bootloadable" を指定します。 これにより、 Bootloadable 用プロジェクトのひな形が使用されて、初期プロジェクトが作成されます。

Bootloadable プロジェクトを Bootloader プロジェクトとは別のワークスペースに置いても、 Bootloadable の開発は出来ます。 しかしながら、後で説明する理由により、同じワークスペースに置いた方が扱いやすくなります。

コンポーネントを配置する

コンポーネントの配置

回路図が開いたら、通常のプロジェクトと同様に、必要なコンポーネントを並べていきます。 今回作成する Bootloadable プロジェクトでは、クロックを LED 端子に直結して点滅を行わせます。 必要なのは、 Bootloadable プロジェクトとしての振る舞いをさせるための Bootloadable コンポーネントと LED を点滅させるために必要な Clock コンポーネントと Digital Output Pin コンポーネントの三つです。 それぞれのインスタンス名を "Bootloadable" "Clock_2Hz" および "LED4_P6_3" に変更します。

Bootloadable コンポーネントの設定

Bootable コンポーネントの設定

Bootloadable プロジェクトを作成するには、このプロジェクトを取り扱う Bootloader プロジェクトのバイナリーファイルが必要です。 Bootloadable コンポーネント設定画面の Dependencies タブで、 Bootloader プロジェクトにある HEX ファイルと ELF ファイルを指定します。 具体的には USB_Bootloader.cydsn\DP8051\DP8051_Keil_951\Debug\ にファイルが有るはずです。

ここで指定したファイルは、コンポーネントの中では、相対パスとして格納されます。 そのため、同じワークスペースに双方のプロジェクトを入れてしまった方が、アーカイブなどの時に便利です。

Bootloadable では、これらのバイナリーファイルが必要になります。 したがって、既存の Bootloader に対して Bootloadable アプリケーションを作成する場合には、最低限、これらのバイナリーファイルを入手する必要があります。

クロックと出力の設定

残りのコンポーネントは、単純に LED を点滅させるために使用されます。 クロックの周波数を 2Hz に設定し、出力端子を P6[3] に関連付けるだけで、 LED4 が 2Hz で点滅するアプリケーションができあがります。 もちろん、 "main.c" に記述をする必要もありません。 設定できたら、プロジェクトを Build します。

Bootloadable をプログラムする

Bootloader Host の起動

Build できたら、 PSoC に書き込みます。 ただし、今回は、プログラマを使わずに USB 通信線だけを使います。

CY8CKIT-030 を通信用 USB コネクタで接続します。 そして、 PSoC Creator のメニュー "Tools"→"Bootloader Host..." で、 Bootloader Host アプリケーションツールを呼び出します。 まず、 "File:" フィールドに Application File を指定します。 指定すべきファイルは、以下の場所にあります。

<Workspace Path>\Design102\Bootloadable001.cydsn\DP8051\DP8051_Keil_951\Debug\Bootloadable001.cyacd

このファイルは、 Bootloadable プロジェクトを Build した際に作成されるファイルです。


Bootloadable のプログラム

次にPorts: リストから "USB Human Interface Device (04B4_B71D)" を選択したら、 Program をクリックして、プログラムを開始します。 プログラムが書き込まれたら、自動的にリセットがかかり、 Botloadable が走り始め、 LED4 が点滅を始めます。 これで、最初の Bootloadable は、完成です。

参考文献

関連文献

開発編 ARM PSoCで作るMyスペシャル・マイコン (トライアルシリーズ)

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  • 作者: 圓山 宗智
  • 出版社/メーカー: CQ出版
  • 発売日: 2013/12/24
  • メディア: 単行本

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